http://www.cnn.co.jp/usa/35055641.html
エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車 当局は「安全」強調
2014.10.24 Fri posted at 14:45 JST
クレイグ・スペンサー医師=LINKEDINから
エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車
ニューヨーク(CNN) ギニアから米国に帰国してニューヨーク市内の病院でエボラ出血熱と診断された医師が、発症前まで地下鉄に乗ったりレストランで食事したりしていたことが分かった。しかし当局は、その時点でまだ症状は出ておらず、同医師から感染が広がる可能性は低いと強調している。
ギニアでエボラ患者の治療に当たっていたクレイグ・スペンサー医師(33)は17日に米国に帰国して23日未明から発熱や吐き気などの症状を発症。同日午前、特別装備の救急車でマンハッタンにあるベルビュー病院に搬送されて隔離され、集中治療を受けている。
ニューヨーク市のメリー・バセット衛生局長、デブラシオ市長、クオモ知事は共同で記者会見。「エボラは極めて感染しにくい。同じ地下鉄の車両に乗ったり、近くに住んでいたりしても危険にさらされることはない」(デブラシオ市長)、「(スペンサー医師が)地下鉄に乗った時点で熱はなく、症状は出ていなかった」(バセット局長)と強調し、公共交通機関からウイルス感染が広がるのではないかとの不安を和らげようと努めた。
同医師と接触した人がウイルスに感染する確率は「ゼロに近い」とバセット局長は話している。
スペンサー医師が発症前にジョギングをしたり、ボウリングに出かけたりしていたことも分かり、ブルックリンのボウリング場は営業を中止した。
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http://www.cnn.co.jp/usa/35055641-2.html
エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車 当局は「安全」強調
2014.10.24 Fri posted at 14:45 JST
西アフリカではエボラ熱患者の治療が続く
エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車
当局は地下鉄乗車券の記録からスペンサー医師が出かけた場所の特定を急いでいる。同医師が住んでいたマンハッタンのアパートは立ち入り禁止になった。
同地区出身の市議会議員によれば、同医師の陽性反応が伝えられる前から市の衛生局員がこの地区を巡回して、エボラに関する情報を各世帯に伝えたという。
これまでに同医師との接触が確認された4人のうち、婚約者と2人の友人は経過観察の対象となった。現時点で症状は出ていない。自動車サービスの運転手は物理的な接触がなかったことから、危険があるとはみなしていないという。
スペンサー医師は1日に2回体温を測っていたといい、23日未明になって38度近い熱が出た。それまではアフリカから欧州を経て米国に到着する旅の途中も、米国に帰国してからも、症状は出ていなかったという。