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エボラ熱から回復の元患者が介護者に-免疫の持続期間は不明


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NDTROB6K50YJ01.html

エボラ熱から回復の元患者が介護者に-免疫の持続期間は不明


  10月22日(ブルームバーグ):リベリアのエボラ出血熱治療センターで、アミー・スバーさんは患者に食事や薬剤を提供したり子供たちのおむつを交換したりしている。

スバーさんの強みは、エボラ出血熱から回復し、自分には免疫があると考えていることだ。医師たちは重装備の防護服を着用しているため45分ごとに交代しなければならないが、スバーさんはそれを着用する必要がなく、手術服とマスク、手袋、長靴だけを身に着け数時間にわたって患者の世話をすることができる。

「心配はしていない。患者の誰かが私に向かって嘔吐(おうと)してもウイルスに感染することはないと分かっている」。助産師のスバーさん(39)は休憩時間に電話インタビューに応じ、そう語った。

スバーさんは、民間非営利団体(NPO)「国境なき医師団」と共に首都モンロビアの病院で勤務する元患者11人のうちの1人。同団体は西アフリカの感染者約9000人のうち約3分の1の治療に当たっている。エボラ出血熱から回復した元患者の介護者と共に勤務する同団体のソーシャルワーカー、アテナ・ビスクージ氏によると、ウイルスへの再感染者は皆無だという。

ビスクージ氏はインタビューで「われわれは元患者らに一生免疫があるとは言わない。それは分からないからだ。ただ、今回の流行の間に再び感染することはないだろうとは伝えている」と語る。

研究者らは概してこの見方に賛同しているものの、免疫がどの程度の期間持続するかについては明確な根拠はほとんどない。世界保健機関(WHO )事務局長補(保健システム・イノベーション担当)のマリー・ポール・キーニー氏によると、ここ数年間にウイルスの遺伝子変化が300回以上起きており、さらに変化すれば免疫が失われる可能性も否定できないという。

キーニー氏は21日、ジュネーブでの説明会で「私の知る限りでは、感染から回復した人が再び感染した例はない」として上で、「科学的根拠はない」と述べた。

原題:Ebola Survivors Turn Caregivers, Testing Their Immunity:Health(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Makiko Kitamura mkitamura1@bloomberg.net;ジュネーブ Simeon Bennett sbennett9@bloomberg.net;ミネアポリス Michelle Fay Cortez mcortez@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Phil Serafino pserafino@bloomberg.net;Reg Gale rgale5@bloomberg.netReg Gale, Andrew Pollack
更新日時: 2014/10/22 14:31 JST

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