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エボラの恐れで登校禁止、女児の親が市を提訴

http://www.yomiuri.co.jp/world/20141029-OYT1T50035.html

エボラの恐れで登校禁止、女児の親が市を提訴
2014年10月29日 12時37分

 【ニューヨーク=広瀬英治】米北東部コネティカット州ミルフォード市の市立小学校に通う7歳女児の父親が28日、女児が西アフリカのナイジェリアから戻った後にエボラ出血熱の恐れから登校を禁じられたのは不当だとして、同市と学校当局を相手取り、登校の許可と損害賠償を求めてコネティカット連邦地裁に提訴した。

 訴状によると、女児と父親は10月3日から親族の結婚式のためナイジェリアに滞在し、13日に戻ったところ、女児にエボラ出血熱の兆候がないにもかかわらず、市から21日間の登校禁止を告げられた。

 市側は女児の感染を疑う科学的な根拠がないことを認める一方、女児が通う小学校の一部の教師や保護者が強く懸念していることを理由に、登校禁止が「女児を含む学校全体の保護と安寧のために必要」だと説明したという。

 西アフリカのエボラ出血熱は、リベリア、シエラレオネ、ギニアの3か国で流行が広がる反面、ナイジェリアは9月8日までに全ての感染者の完治が確認され、世界保健機関(WHO)が10月20日に流行の終息を宣言している。
2014年10月29日 12時37分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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