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エボラ出血熱感染疑い、国内初の対応で見えた課題


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2334972.html

 エボラ出血熱感染疑い、国内初の対応で見えた課題

 エボラ出血熱に感染した疑いがもたれた45歳の男性、検査の結果は「陰性」でした。男性が日本に到着してから検査の結果が判明するまでの緊迫の14時間。その対応には課題も見えてきました。

 国内初となるエボラ出血熱の感染疑いに、関係各所は夜通しの対応に追われました。感染が疑われたのは、羽田空港に27日に到着し、発熱を訴えたカナダ国籍の男性(45)。陽性か陰性か――。男性の血液などの検体は国立感染症研究所に運ばれ、結果は28日朝5時半ごろ発表されました。

 「陰性との結論が出ました。対応については準備の段取りどおりではなかったかと思う」(塩崎恭久厚労相)

 検査結果は「陰性」。男性の体温は平熱まで下がっていますが、念のため3日間程度入院して健康状態の観察を続けるといいます。

 男性が感染を疑われたのは、西アフリカ・リベリアに滞在していたからです。8月から2か月間、ジャーナリストとしてエボラ出血熱の取材などをしていましたが、患者との接触はなかったといいます。

(Q.気分はどうですか?大丈夫?)
 「脱力感が・・・」

 弱々しい声で答える女性。患者を治療していた際に感染した看護師だといいます。隔離治療のためのベッドの数は必要な分の2割程度しかないなど、厳しい状況が続いているといいます。

 急がれる水際の対策。オーストラリアでは、西アフリカからの入国について、ビザの発給手続きを停止するなどの制限を始めました。日本でも28日、政府はエボラ出血熱対策の第一回関係閣僚会議を開催。対策を強化するため、厚生労働省は対策推進本部を設置しました。

 今後の対策のあり方について専門家は・・・。
 「潜伏期間が2日から3週間くらいと考えれば、それ(検疫)だけで防ぎきれるものではないので、水際対策プラス入った後の対策が重要になる」(東京大学医科学研究所・野田岳志准教授)

 今回の対応をめぐっては、情報開示のあり方も課題となりました。男性は乗客190人が搭乗していた全日空278便に乗っていましたが、こうした情報は国側から発表されていません。

 「ご指摘の点については検討させていただきたい」(太田昭宏国交相)

 確実な水際対策と、適切な情報開示。万全の対策が求められています。(28日21:30)

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