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デング熱、都心の感染拡大 新宿御苑でもウイルス検出




デング熱、都心の感染拡大 新宿御苑でもウイルス検出

2014年9月19日21時10分


写真・図版上野恩賜公園内で蚊を駆除するため茂みに薬剤を散布する作業員=19日午後3時2分、東京都台東区、関口聡撮影


 デング熱の国内感染で、東京都は19日、上野恩賜(おんし)公園(台東区)で蚊に刺された患者が感染したとみられると発表した。環境省が閉鎖中の新宿御苑(新宿区、渋谷区)でも11~12日に採取した蚊からウイルスが検出された。都心の感染はなお広がる可能性が出てきた。



 上野恩賜公園で感染したとみられるのは埼玉県の20代の女性。7日に同公園の大噴水付近のベンチで蚊に刺され、13日に発症した。海外への渡航歴はなく、これまで感染が確認された代々木公園や新宿中央公園などは訪れていないという。都は上野恩賜公園は閉鎖せず、19日に駆除を始めた。

 環境省によると、新宿御苑では、10カ所で採取した蚊のうち2カ所でウイルスを検出。新宿御苑での感染患者は確認されていないが、代々木公園から近く、7日から閉鎖していた。当面、閉鎖し、20日から駆除する予定という。厚生労働省によると、公園の蚊からウイルスが見つかったのは代々木公園に次いで2例目で、担当者は「ほかの場所でも検出される可能性は十分ある」としている。

 厚労省は19日、デング熱の国内感染が17都道府県の計141人になったと発表した。この日の新たな感染者は8人。上野恩賜公園で感染したとみられる20代女性のほかの7人は、代々木公園、新宿中央公園、外濠(そとぼり)公園かその周辺だった。新宿中央公園で感染したとみられる都内の40代男性はこれまで判明した中で最も遅く、18日に発症した。

 一方、都は19日、蚊が媒介する感染症への対策会議の初会合を開いた。厚労省、国立感染症研究所、自治体、医師らが参加。約70年ぶりに国内感染が確認された今夏の対応を教訓に、公園での感染拡大を防ぐ方法や、医療現場での症状の見分け方などを検討し、年内をめどに来夏へ向けた対策をまとめる方針。

http://www.asahi.com/articles/ASG9M5QZCG9MUTIL03X.html

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