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エボラ熱、医療従事者の訓練を公開 スイス、26人参加


エボラ熱、医療従事者の訓練を公開 スイス、26人参加

ジュネーブ=松尾一郎

2014年9月22日03時32分

写真・図版防護服に身をくるんだ参加者が、エボラ出血熱患者の遺体に見立てた人形を死体袋にいれる練習をした。感染のリスクが最も高い作業の一つだ=16日、スイス・ジュネーブの国際赤十字・赤新月社連盟本部、松尾一郎撮影



 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)はこのほど、スイス・ジュネーブの本部で、エボラ出血熱対策に当たる医療従事者の訓練の様子を報道機関に公開した。

    特集:エボラ出血熱

 欧州などから医師や看護師ら26人が参加。IFRCが西アフリカ・シエラレオネのケネマに開設した医療センターに派遣される前提で訓練を受けていた。

 講師には、すでにエボラ出血熱の大流行地域に派遣された専門家もいた。参加者もすでに病院などで勤務しているプロだが、講師から「何も触らないで」「手を洗って」などと厳しく注意を受けていた。

 灼熱(しゃくねつ)のアフリカとは違い、ジュネーブの気温は20度台前半だったが、使い捨ての防護服やゴーグル、エプロンを身につけると、参加者はすぐに汗だくに。ゴーグルが曇り、視界が悪いまま、感染者の遺体の収容方法などを学んだ。

 訓練の最後は脱衣だった。講師の1人で、ギニアの現場に派遣された経験を持つIFRC緊急医療コーディネーターのパヌ・サアリストさん(50)は「きちんと脱ぐことが一番大切」と指摘。感染を防ぎながら脱ぐ方法を学んだ。

 英国から参加した医師のアレクサンダー・クマーさん(31)は、「実際に現地でどの程度の装備があるのか気になるし、疲労などからミスをおかすリスクもある。だけど、数週間後には、現地で働くつもりだ」と話した。(ジュネーブ=松尾一郎)

http://digital.asahi.com/articles/ASG9J539XG9JUHBI01C.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG9J539XG9JUHBI01C

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