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ノロウイルスにも効果か 日本のインフル薬、英研究


http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102201000821.html

ノロウイルスにも効果か 日本のインフル薬、英研究

 【ロンドン共同】富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発し、エボラ出血熱への効果があるとされるインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」(販売名・アビガン錠)について、英ケンブリッジ大の研究チームは21日、ノロウイルス対策にも効果がある可能性があるとする論文を発表した。ロイター通信が伝えた。

 研究はまだ初期段階ながら、マウスを使った実験では、ファビピラビルの投与によってノロウイルスの減少が見られたほか、検出されなくなったケースもあったという。投与によりウイルスが自己破壊のプロセスに入り、減少につながるとしている。
2014/10/22 09:42   【共同通信】

エボラ出血熱、日本発“特効薬”への期待

臨床試験中の2種類のワクチンが投与されるのは今年11月以降になりそうだ(写真はイメージです)

エボラ出血熱、日本発“特効薬”への期待
WHOの最新方針は肩透かし
堀越 千代 :週刊東洋経済編集部 記者
2014年09月11日

西アフリカを中心に広がるエボラ出血熱による死者が、2000人を超えた。感染拡大に歯止めがかかる気配もなく、封じ込め策も後手に回っている。

エボラ出血熱には現在のところ、有効な治療薬がない。だが、まだ開発段階にある新薬の中で、"特効薬"候補として注目されているものが2つある。米国で開発された「ZMapp」と、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬「ファビピラビル(製品名アビガン)」だ。

このうちZMappは、8月上旬にエボラ感染者に投与され、いったんは回復が見られたものの結果的には死亡してしまったという経緯がある。ファビピラビルはまだヒトに投与されたことはないものの、その有効性が数々の論文で指摘されている。

ただ、日本発の“エボラ特効薬”が生まれるまでには、まだ時間も要しそうだ。世界保健機関(WHO)の専門家会議は9月5日、未承認薬の投与についての具体的な指針を示した。要旨は以下の通りだ。

1.エボラ出血熱に感染した後に回復した人の血液や血清を用いた治療法を優先的に考慮する

2.臨床試験中の2つのワクチンについて、安全性が確認され次第、感染国の医療関係者等に優先的に投与する

3.そのほかの開発段階にある治療薬については、有効性や安全性のデータがそろい次第、検討する

ファビピラビルはどうなる?

専門家会議後に開かれた会見で、ある記者は、「中国で開発されたJK-05という新薬は臨床試験も完了しているようだが、これについてWHOは議論をしたのか」と質問した。JK-05とは、9月1日付の中国紙『人民網』が、中国軍事医学科学院の微生物流行病研究所が5年かけて開発し、中国人民解放軍の審査に合格し軍隊特需薬品として認められたと報じているものだ。

この質問に対し、WHOのキーニー事務局長補は、「その薬剤は日本のT-705、ファビピラビルと同じ分子である。ファビピラビルについては議論を重ねた」と答えた。その上で、「ファビピラビルは確かに有望な新薬だ。ただし、培養されたエボラ出血熱ウイルスにおける有効性が、試験管内で示されただけである。投与の優先度を考えうるに足りるデータがそろい次第すぐに検討する」とも話した。

日本政府はこれまで「WHOからの要請や一定の条件を満たせば、ファビピラビルを提供する」と意気込んでいたが、供給要請はもう少し先になりそうだ。富山化学工業は「現在、2万人分以上の在庫があり、エボラ出血熱の現在の患者数に対しては十分な量がある。ただ、今後もどのような治験データが必要になるのかなど当局と話し合いを続けていく」と話す。

一方、ZMappについてはどうか。キーニー事務局長補はこちらについても「8月に実験的に投与されたことで有望であることが示唆されはしたが、効果があるのかないのかを結論づける十分な経験がまだない。ほかの開発段階にある新薬と同様、データが揃い次第、早急に検討する」とした。
血液治療の効果は?

今回の会議で最優先治療に据えられた血液治療とはいったいどのようなものなのか。感染国には、エボラ出血熱に感染したものの生き延びて回復した人も数多くいる。こうした人たちの血液には抗体が含まれているため、輸血を受けたり血清を投与したりすることで、エボラ出血熱の治療に使えるというわけだ。1995年にコンゴ共和国のキクウィトでエボラ出血熱が流行した際にも使用され、効果があったという。

この治療法が最優先とされたのは、今すぐに感染国内で実施できるためだ。会議に参加したナイジェリアのウイルス学者は「ワクチンや新薬の臨床試験結果が出るまでにはまだ時間がかかる。が、それまで待っていられない」と強調した。

2つのワクチンについては、9月半ばから欧米やアフリカの医療機関で安全性についての臨床試験が開始され、結果が出るのは今年(2014年)11月とされている。新薬のデータが出そろうのはさらに先の話。感染封じ込めに緊急性を要するという点で、最も有効な手段と判断されたわけだ。

現地で活動する国境なき医師団のジョアンヌ・リュー会長は、「史上最悪の流行に突入して6カ月。エボラ出血熱の封じ込めに世界は敗れつつある」と話したが、今回の会見でキーニー事務局長補は「私たちは『もはや希望がない』という思いを改め、現実的な希望を見出していかなければならない」と宣言した。感染拡大に歯止めをかけられるか。ウイルスとの戦いは続く。

http://toyokeizai.net/articles/-/47687

アビガン、承認用量でエボラに効く可能性あり

http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20140904/414122/?rt=nocnt

http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20140904/414122/?rt=nocnt

アビガン、承認用量でエボラに効く可能性あり

富山大学医学部ウイルス学教授・白木公康氏に聞く
日経メディカル オンライン

2014年9月4日


 西アフリカで流行が続くエボラ出血熱に対する有効性が確認され、注目を集めているファビピラビル(商品名アビガン、関連記事:富士フイルム「アビガンは2万人分在庫あり」)。ファビピラビルはインフルエンザに対する臨床試験は終了しており、ヒトでの薬物動態や安全性などはある程度データが公表されている。薬剤の開発に携わった富山大学医学部ウイルス学教授の白木公康氏に、エボラ出血熱に対するファビピラビルの可能性について聞いた。


――これまでにエボラウイルスに対するファビピラビルの有効性を示した、主な動物実験の概要を教えてください。

 現在までに、2つのグループからエボラウイルスを感染させたマウスに対するファビピラビルの有効性が報告されています1,2)。肝機能障害が認められ8匹中2匹が死亡する感染条件下のマウスに対し30mg/kg/dayを投与したところ、マウスの死亡率の改善効果は不明ですが、肝機能障害は完全に抑制されました1)。さらに300mg/kg/dayの投与で、10匹全てが死亡する致死性感染マウスが全例生存したと報告されました1,2)。

――エボラウイルスの場合、インフルエンザウイルスの時よりも高用量の投与が必要だと言われていますが。

 エボラウイルス増殖を阻止する濃度IC50については、インフルエンザの細胞実験で使われたプラーク減少法ではなくYield法やTCID50法が用いられ、Yield法でのIC50は10μg/mL1)、TCID50~TCID100は、31~63μg/mL2)と報告されています。これはインフルエンザウイルスより高い濃度が必要であることを意味します。したがって、抗エボラウイルス活性を示す有効濃度を達成するためには、インフルエンザより高用量の投与が必要だと考えられます。ただし、インフルエンザウイルスは主に上気道に存在し、一方エボラウイルスは主に血液中に存在するため、単純な比較はできないと思います。

――現在インフルエンザに対するファビピラビルの投与量は「1日目は1回1600mg、2~5日目は1回600mgを1日2回経口投与」となっています。

 審査報告書によると、国内の臨床試験ではヒトでの血中濃度が10μg/mLは最低確保されていましたが3)、米国の試験結果に基づき、20μg/mLが確保できる用法・用量が採用されました。したがって現在承認されている用法・用量では20~60μg/mLの血中濃度が維持されると期待できます。



しらき きみやす氏○1977年阪大医学部卒。阪大微生物病研究所、ペンシルバニア州立大を経て、90年富山医科薬科大ウイルス学教室教授、2006年より現職。富山大医学部副学部長、同医学科長も務める。




――現在のデータから、エボラ出血熱に対するヒトへの投与量は予想できますか。

 理想的には、ヒトに近い霊長類でのエボラ出血熱に対する試験があると、ヒトでの効果の推測に役立つと思われます。しかし、まだ報告されていませんので、確定的なことは言えません。その上で、ヒトから離れたマウスでの実験結果とインフルエンザの臨床試験から次のように推測してみました。

 前述の通り、ファビピラビル30mg(15mgx2)/kg/dayの投与で、感染マウスの肝機能障害が抑制できています1)。一方インフルエンザの際に行われたマウスの基礎実験では、マウスに20mg/kgを単回投与したところ、最高血漿中濃度が9.11μg/mLだったと報告されました3)。したがって、血中濃度が9.11μg/mL前後またはそれ以上の濃度で、エボラ感染マウスで認められた肝機能障害抑制効果が期待できるようです。

 残念ながら、致死性感染マウス全例が生存した300mg/kg/day投与実験におけるマウスの血中濃度は報告されていません。しかし、先ほど説明したように、承認されている用法・用量での血中濃度は20~60μg/mLと予想できます。その血中濃度は、肝機能障害抑制効果が期待できる9.11μg/mLを超えていることから、マウスからの推測という乱暴な方法ですが、現在の用法・用量でもエボラウイルス感染治療の有効域に入っている可能性はあります。

 ただし高用量の方がより有効性が期待できることは確実です。また、マウスの致死性感染実験では、投与時期が遅れると無効であると示されているように、投与時期が遅れないことも重要です。

――エボラ出血熱に対する効果を議論する際に注意すべき点はありますか。

 まずは霊長類での有効性試験を行い、その結果に基づきヒトでの有効濃度を維持できる適切な投与量の設定と安全性の確認等が必要です。致死性感染症に対する使用という点がありますが、小児や妊婦に対しては、特別な注意が必要だと思われます。

 ファビピラビルは、インフルエンザの基礎実験で確認されてきたように、薬剤耐性ウイルスができにくいという特徴があります。RNA合成酵素に校正機能がなく変異を起こしやすいRNAウイルスでは、変異による薬剤耐性ウイルスの出現が懸念されますが、ファビピラビルはRNA合成の最重要点を阻害するため、変異が生じるとRNA合成機能も失うため、耐性ができにくいと考えられます。

 エボラウイルスにおいてもファビピラビル耐性ウイルスの出現が懸念されるものの、耐性ウイルスの出現の可能性が低いというインフルエンザで見られたファビピラビルの優れた特性が、エボラウイルス感染の治療にも期待できると考えています。

 もちろん投与量は多くして、免疫が立ち上がり延命できるまで、ウイルスの増殖を抑えることが重要でしょう。希望的に考えれば、肝機能障害の阻止やエボラウイルスの排除など、動物で見られた効果がヒトで見られる可能性は高いと思います。今後の霊長類などでの有効性試験の研究成果が待たれます。

<参考文献>
1)Oestereich L,et al.Antiviral Res.2014;105:17-21.
2)Smither SJ,et al.Antiviral Res.2014;104:153-5.
3)審査結果報告書(ファビピラビル)

http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20140904/414122/?rt=nocnt

日本の未承認薬使用を検討 エボラ熱でナイジェリア


http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=81786

日本の未承認薬使用を検討 エボラ熱でナイジェリア

2014年9月2日 06:25

 【ナイロビ共同】西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱をめぐり、ナイジェリアのチュク保健相は1日、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した未承認の治療薬「ファビピラビル」を同国内の感染者に使用する方向で最終的な検討に入ったと明らかにした。国内のエボラ熱対策会議での発言。

 インフルエンザ治療薬として開発されたファビピラビルはエボラ熱の治療にも効果がある可能性が指摘されている。ナイジェリア政府のエボラ熱治療に関する研究グループが特徴などを調べ、政府に推薦した。(共同通信)

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=81786

日本のエボラ未承認薬、「要請あれば提供」と政府方針 在庫多く海外注目

http://newsphere.jp/world-report/20140826-1/



http://newsphere.jp/world-report/20140826-1/

日本のエボラ未承認薬、「要請あれば提供」と政府方針 在庫多く海外注目

    更新日:2014年8月26日
    カテゴリー:国際
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日本のエボラ未承認薬、「要請あれば提供」と政府方針 在庫多く海外注目

 菅官房長官は25日の記者会見で、エボラ出血熱への効果が期待される日本製のインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」について、世界保健機関(WHO)からの要請や、医療従事者から緊急の要請があった場合には、日本の国際協力の一環として、企業と協力して提供する用意がある、と発表した。

【感染拡大が止まらない。さらに、別個のエボラウイルスの出現も確認?】
 WHOの22日付発表によると、西アフリカでは20日までに、エボラ出血熱による死者数は1427人、感染者数は疑い例を合わせて2615人となった。

 24日には、アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、西アフリカとは別のものと見られるエボラウイルスが確認された、という発表があった。エボラ出血熱により医療従事者5人を含む13人が死亡したと見られると、同国のカバンゲ保健相が発表した。また、読売新聞によると、コンゴの赤道州では、エボラ出血熱と似た症状での死者が、ここ数週間で約70人出ていたという。

 アルジャジーラ・アメリカによると、1976年に初めてエボラ出血熱が(スーダンと同時期に)コンゴで発見されて以来、同国ではこれまで6回の集団発生があり、その犠牲者数は合計760人を超えているという。ちなみに、同国赤道州にはエボラ川が流れており、それが名前の由来となった。

【イギリス人初の感染者。ZMappの在庫がない中、ファビピラビルへの期待が高まる】
 24日、シエラレオネの医療施設で働いていたイギリス人男性の、エボラ出血熱への感染が確認され、イギリス人では初の感染者となった。英テレグラフ紙は、この男性が治療のために母国に航空搬送された折、菅長官が、緊急の要請には応じる用意がある、と表明したことを、期待を込めて報じている。というのも、同紙によると、「現在、エボラ出血熱に対する、入手可能な治療薬やワクチンは存在していない」からだ。

 アメリカ人の医師ら2人が、先日、エボラ出血熱に感染した際は、未承認のエボラ治療薬「ZMapp(ズィーマップ)」が投与された。その後、2人は容体が回復し、すでに退院している。もっとも、これが薬の効果によるものなのかははっきりしない、とAP通信は伝えている。同薬は、感染したスペイン人神父にも投与されたが、こちらの患者は死亡した。

 しかし、このZMappは、すでに在庫がなくなっているという。テレグラフ紙によると、開発元である米「マップ・バイオファーマシューティカル」は、今月、全ての利用可能な在庫を西アフリカに送ったと発表した。アルジャジーラによると、それらはリベリアで、アフリカ人医師3人を治療するために使用されたとのことだ。AP通信などによると、リベリアのブラウン情報相は25日、そのうち1人が死亡したと発表した。

【ファビピラビルがエボラ治療薬として期待される理由とは?】
「ファビピラビル(商品名・アビガン)」は、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業株式会社が開発した。日本では3月に、新型インフルエンザと再興型インフルエンザの治療薬として認可された。アメリカでは現在、季節性インフルエンザの治療薬としての臨床試験が進んでいる。

「エボラウイルスとインフルエンザウイルスは同じタイプであり、理論上、同様の効果がエボラウイルスに対しても期待できる」、と富士フイルムの広報担当者が語っているとAP通信は伝える。

 ファビピラビルの強みの一つは、豊富な在庫量だ。広報担当者によれば、同社には患者2万人分以上のストックがあるとのことだ。テレグラフ紙とAP通信が伝えている。

 またZMappの場合、実際に患者に投与されるまで、一度たりともヒトでの臨床試験が行われていなかったと、AP通信は伝えている。ファビピラビルの場合は、インフルエンザ治療薬としてではあるが、すでに臨床試験例がある。AP通信によると、エボラ治療薬としての臨床試験について、米食品医薬品局と協議中であると、広報担当者が語ったという。

【未承認薬の使用をめぐってWHOで進む協議】
 WHOは現在、エボラ出血熱の感染拡大に対応するために、試験段階にある未承認薬の使用をめぐって検討を続けている。11日には医療倫理の専門家による諮問委員会を招集した。そして12日、現今の状況下では、条件が満たされた場合には、効果や副作用が現段階では未知数であっても、倫理的に問題ないという合意に達した、との声明を発表した。また9月初頭には、実際の使用を視野に入れた、100人以上の専門家らによる大規模な会合が開催される予定だ。

 菅長官は、政府として、WHOの議論を注視していく、と語っている。しかしながら、WHOの結論が出る前であっても、緊急の場合には、一定の条件の下で個別の要請に応じる用意がある、とも表明した。一歩踏み込んだ対応と言えよう。

富士フイルムのインフル治療薬、エボラ新薬として期待 治験例豊富、安定供給…米当局申請ヘ

http://newsphere.jp/world-report/20140808-2/



http://newsphere.jp/world-report/20140808-2/

富士フイルムのインフル治療薬、エボラ新薬として期待 治験例豊富、安定供給…米当局申請ヘ

    更新日:2014年8月8日
    カテゴリー:国際

富士フイルムのインフル治療薬、エボラ新薬として期待 治験例豊富、安定供給…米当局申請ヘ

 エボラ出血熱が西アフリカで猛威をふるっている。世界保健機関(WHO)の6日の発表によると、4日の時点で死者数は932人、感染者および感染が疑われる患者数は1711人となった。過去最悪のペースで被害が拡大している。

【エボラ出血熱の被害はどこまで続くのか】
 現在までに感染者が確認されたのは、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4ヶ国である。うち、ナイジェリアを除く3ヶ国は互いに隣接している。またナイジェリアは他国に比べて感染者数が2桁少ない。

 エボラ出血熱は、感染者の体液や分泌物などに触れることによって感染し、現在の拡大はヒトからヒトへの感染が中心的である。確立された治療法がなく、脱水症状を防ぐなど対症療法が行われる。致死率は90%にも及ぶことがあったが、現在、西アフリカでの死亡率は約55%で、早期治療が功を奏しているのではないかと言われている。

【次はどこに上陸する可能性が?】
 ニュースサイト『Vox』によると、エボラ出血熱は、先進国では、これほどは大問題にならないと考えられている。今回のような拡大が起こるのは、下水などの衛生設備、拡大を防ぐための医療環境などが整っていない国だからだ。

 したがって、そのような条件がそろってしまっているアフリカ諸国は、今後、被害が及ぶ心配が大きい。西アフリカのガーナ、トーゴ、コートジボワールといった国々は警戒を強め、WHOと連携して感染防止にあたっている。

【2人のアメリカ人患者に投与された薬】
 エボラ出血熱は治療法のない病気として恐れられてきた。しかし先ごろ、西アフリカで感染した2人のアメリカ人に、実験段階の新薬が投与されたことで、この流れが変わろうとしている。

 ブルームバーグによると、見込みのある治療薬がいくつか、今ようやく研究室から現れ出ようとしているところだという。アメリカ人患者に投与されたのはその中の1つ、マップ・バイオファーマシューティカル社が中心となって開発した「Zマップ」だ。ニューヨーク・タイムズ紙が詳しく紹介している。

 まず、Zマップは、ワクチンによって体内で免疫系に抗体を産出させるのではなく、直接、抗体を患者に投与する「受動免疫療法」薬だ。抗体は、マウスをエボラウイルスのタンパク質に接触させ、産出させたのちに、ヒトが拒絶反応を起こさないよう遺伝子操作される。そしてその遺伝子を、タバコの遺伝子に組み込み、葉の中で抗体を生成させるというのだ。またZマップには他社の開発した抗体も組み合わされている。

【安全確認の終わっていない薬でも使用するべき?】
 Zマップは、エボラ出血熱に感染させたサルを使って試験が行われ、有効性が確認されたが、ヒトを対象とした臨床試験はまだ行われていない。始まるのは来年の予定だったという。そのような段階で患者に投与されたZマップだったが、幸い、患者には症状の改善が見られたという。ただし、それがどれほどこの薬の効果によるものなのか、結論するのは時期尚早だと、ある専門家は語っている。

 それでも、新薬に対する期待は非常に大きい。1976年にエボラウイルスを発見したピーター・ピオット博士ら、3人のエボラの世界的権威が、Zマップを含め、現在試験中の新薬・ワクチンを、西アフリカの人々が使えるように手を打つべきだ、とする提言を行った。アルジャジーラが伝えている。通常であれば認められないことだが、それほど事態が切迫しているというのだ。そして博士らは、WHOがその旗振り役になるべきだと主張している。

 WHOは来週早々に、医療倫理の専門家を集めて、試験段階の薬を西アフリカで使うことの是非を検討するという。

 しかし、Zマップは試験の途中の段階であり、貯蔵量は極めて少ない。また、タバコの葉を使って製造するというやや特殊な方法のために、すぐさま増産が効くわけでもない。関係者によれば、大量生産が可能になるのは半年後だと、ニューヨーク・タイムズ紙が伝えている。

【日本発の薬がエボラ治療薬の本命になる?】
 いま、エボラ新薬として最も期待されているものの1つが、富士フイルムグループの富山化学工業が開発した「ファビピラビル」だ。

 ファビピラビルはインフルエンザ治療薬として開発された。他の薬が効きづらい鳥インフルエンザに対しても効果があるため、パンデミックを防ぐための備蓄薬として、日本では3月に製造が承認されている。動物試験で一部副作用があったことなどから、一般的な季節性インフルエンザの治療薬としては認められていない。ブルームバーグによると、富士フイルム側は試験を続けており、一般薬としての販売許可を得るため、当局と議論中だという。

 アメリカでもインフルエンザ治療薬として治験が進められており、すでに最終段階だった。この治験には米国防総省が1億3850万ドル(約142億円)の資金を提供している。インフルエンザ対策を国防の一環として捉えているためだ。

 エボラ治療薬としての効果は、マウスでの試験例が今年2例あるほか、現在、国防総省の肝いりで、サルでの試験が進められているという。試験の暫定的な結果は9月中頃に得られる予定で、その後の審査も迅速に行われる見込みだ。

 ファビピラビルの有利な点は、インフルエンザ治療薬として、ヒトでの治験例がすでに豊富なことだ。ヒトでの試験がまったく行われていない他の新薬よりも、安全性が高いと言えよう。また、備蓄薬として考慮されているので、安定供給体制を構築していくと富山化学工業がうたっていることも大きい。



富士フイルムの株価

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=4901.T&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v

フイルムとは言うものの複合企業化しているので株価への影響は限定的?。富山化学工業が上場廃止していなければ相当のインパクトが出ていただろうし、時価総額への影響も大きかっただろうか。

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このように記事を並べても、当座は兎も角、後で見ても役に立たない。何らかの体系化が欠かせない。構造は単純で構わない。※

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