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エボラ熱への懸念強まる米国、マスクなど非常用品売り上げ増


エボラ熱への懸念強まる米国、マスクなど非常用品売り上げ増


  10月4日(ブルームバーグ):デービッド・スコット氏が手掛ける非常用物品のオンライン販売事業では、「感染防止キット」が過去2年間に1セットか2セット売れただけだった。ところが、今週は売り切れてしまった。

米ダラス在住の男性がエボラ出血熱に感染したと診断されたことを米当局が発表して以降の3日間は売り上げが急増。ここ2週間に149.95ドル(約1万6400円)のキットを約50セット出荷したと、スコット氏は話す。これ以降、新たにキットを調達しているが、感染が拡大すれば再び在庫補充を急がなければならなくなる可能性があるという。キットには、保護マスクや目を保護する装置、手袋、医療用ごみ袋が含まれている。

「人々は、話題になるまでこれらの物品を購入しようと考えない傾向がある。話題になると、パニック的な買いが起こる。感染が大流行するまで待っていると非常用物品はすぐになくなってしまう」。シカゴを拠点に2005年に非常用物品販売会社ライフセキュアを創業したスコット氏はそう語る。  

西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の感染者が米国で報告されたのをきっかけに売り上げが増えているのはスコット氏の事業だけではない。アフリカ以外の地域で最初の感染例が報告されて以降、感染がさらに拡大するとの懸念が高まり、ゴム製手袋や外科手術用マスク、プラスチック製防護服など災害用物品の売上高が増加している。  

原題:Ebola Fears in U.S. Fuel Surge in Sales of EmergencySupplies(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Craig Giammona cgiammona@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Nick Turner nturner7@bloomberg.netKevin Orland, James Callan
更新日時: 2014/10/06 10:53 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ND01BQ6S972801.html

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