http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/48148-%E5%9B%BD%E9%80%A3%E3%80%81%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%83%A9%E5%87%BA%E8%A1%80%E7%86%B1%E3%81%AE%E6%A0%B9%E7%B5%B6%E3%82%92%E8%A6%81%E8%AB%8B
2014/09/03(水曜) 21:37
国連、エボラ出血熱の根絶を要請
国連が、エボラ出血熱の根絶に向けた国際的な支援を要請しました。
IRIBの報告によりますと、国連のヤン・エリアソン副事務総長が、エボラ出血熱が流行しているギニア、シエラレオネ、リベリアの西アフリカの3カ国の空路と海路を制限、あるいは遮断した国々に対して、「こうした措置ではなく、この病気の防疫対策をとり、その感染を防ぐよう努力すべきだ」と勧告しました。
国連は、エボラ出血熱の感染状況と結果について検討する国連の保健衛生・執行関係者が出席する緊急会議を開きました。
ヤン・エリアソン副事務総長はこの会議で、この病気の感染状況を深刻なものであり、深く憂慮しているとし、「エボラ出血熱は、単なる健康上の危機ではないため、国連は対処のために動員されている」と語りました。
さらに、エボラ熱の対処と制御のための国連の努力に加えて、すべての国々ができる限りの措置を講じることが現在必要とされている、としました。
また、この病気が流行している国々の衛生システムが機能していないこと、またエボラへの対処の難しさとその結果について触れ、「国際社会は努力を増加させ、これらの国々の衛生システムを強化すべきだ」と語りました。
WHO世界保健機関の最新の統計によりますと、西アフリカで少なくとも1552人がこれまでエボラ出血熱で死亡しています。この病気の罹患者も、3千62人と報告されています。
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