2014年9月5日 23:00
コンフェデ杯への重要な大会
来年1月17日、モロッコで「アフリカ・ネーションズカップ」が開幕する。ところがコートジボワール代表が、この大会から除外される可能性があるという。原因は猛威を振るっている「エボラ出血熱」だ。
「アフリカ・ネーションズカップ」は、アフリカサッカー連盟(CAF)が主催する大会で、他の大陸選手権大会と同様に、優勝国はFIFAコンフェデレーションズカップへの出場権が与えられるという重要な大会だ。
政府が「開催不可能」通知
エボラ出血熱で最大の被害が出ているシエラレオネでは、8月26日までの世界保健機関(WHO)のまとめで、感染疑い例も含め3069人が感染し、1552人が死亡するなど、51%という高い死亡率を示している。
このシエラレオネの代表チームが、コートジボワール、カメルーン、コンゴ民主共和国と同じ予選D組に入っていることから、コートジボワール政府は、6日にシエラレオネと対戦するアビジャンでのホーム戦を開催することはできないと主張しているのだ。
これに対しCAFは、もし試合が開催されなかった場合、コートジボワールを「アフリカ・ネーションズカップ」から除外するとの意向を示している。コートジボワールサッカー協会には政府から、開催不可能との通知が来ており、スケジュールを変更しないで開催できる場所を探している。
「アフリカ・ネーションズカップ」は現在、アフリカ諸国にとってはFIFAワールドカップに次ぐ重要な大会。これまでエジプトの優勝7回が最多で、コートジボワールは1992年に一度、頂点を極めている。
http://www.africa-news.jp/news_aeBS3ApeZK.html
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