毎日新聞 2014年09月03日 西部朝刊
エボラ出血熱など最も危険な病原体を扱う感染症研究施設の建設を検討している長崎大は2日、文部科学省の来年度概算要求に施設の調査費1535万円が計上されたと発表した。
設置を検討しているのは、最も高レベルの安全性が要求される「生物学的封じ込めレベル4(BSL4)」の施設。来年度、学内に計画推進のための専門部署を設置し、若手研究者を海外の施設に派遣するための旅費などを調査費として計上した。
ただ、建設候補地の坂本キャンパス(長崎市)は住宅地に隣接しており、住民から反対の声も上がっている。市民団体「くらしと地域を考える長崎市民の会」事務局の渕上剛幸さん(70)は「建設ありきの予算のように感じられ、容認できない」と語った。
設置を検討しているのは、最も高レベルの安全性が要求される「生物学的封じ込めレベル4(BSL4)」の施設。来年度、学内に計画推進のための専門部署を設置し、若手研究者を海外の施設に派遣するための旅費などを調査費として計上した。
ただ、建設候補地の坂本キャンパス(長崎市)は住宅地に隣接しており、住民から反対の声も上がっている。市民団体「くらしと地域を考える長崎市民の会」事務局の渕上剛幸さん(70)は「建設ありきの予算のように感じられ、容認できない」と語った。