ページ

ナイジェから巡礼者7万人 サウジ「エボラ対策講じた」


ナイジェから巡礼者7万人 サウジ「エボラ対策講じた」

ドバイ=渡辺淳基

2014年9月8日21時29分


 今月末に本格化するイスラム教の大巡礼で、エボラ出血熱の発生が確認されているナイジェリアから約7万人がサウジアラビアを訪れる予定であることが分かった。サウジ紙アラブニュースが8日報じた。保健当局は「感染拡大の予防措置は講じている」とし、巡礼ビザの取り消しはしない考えを示した。

    特集:エボラ出血熱

 ナイジェリアはギニア、リベリア、シエラレオネの西アフリカ3カ国に続いて感染が広がり、疑い例も含め21人が確認された。8月に非常事態を宣言して感染拡大の防止に取り組んでいる。毎年二、三百万人がメッカをめざす大巡礼で感染が広がる恐れがあるとして、サウジは西アフリカ3カ国については巡礼ビザの発給を見合わせている。(ドバイ=渡辺淳基)


 【エボラ出血熱とは】 エボラウイルスによる感染症で、感染して2~21日間で発熱や頭痛、のどの痛みが現れる。下痢や肝臓・腎臓機能の異常が生じ、末期には吐血や下血をして死に至る。1976年に旧ザイールなどで見つかった。
 エボラの名は初期の患者発生地域の川の名称に由来する。患者の血液や吐いたものなどに触れることで感染する。空気感染はせず、症状のない人からの感染もない。
 今回は3月にギニアで患者が増え始め、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアに拡大した。西アフリカでの流行は今回が初めて。WHOは8日、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言した。人での安全性や効果が確認されていない開発段階の薬やワクチンの投与を、緊急的に条件付きで認める方針を示している。(2014年8月17日)


http://www.asahi.com/articles/ASG986JVVG98UHBI02D.html


ブログ アーカイブ

「当サイトを振り返る」

このように記事を並べても、当座は兎も角、後で見ても役に立たない。何らかの体系化が欠かせない。構造は単純で構わない。※

アクセスの多い投稿:週間

アクセスの多い投稿:月間

アクセスの多い投稿:年間