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路上の遺体はエボラ出血熱犠牲者か。むさぼる野良犬に新たな危機感。(リベリア)




2014年08月29日 15:55 by Joy横手

エボラ出血熱の深刻な流行に苦しんでいる国々では、路上で絶命している人の体に決して触れないようにとの警告が続いている。だがリベリア共和国では今、野良犬たちがそうした遺体に群がっているとの情報が住民からあがっているもようだ。

動物の世界において、病死した動物は決して食べてはならないもの。しかし西アフリカのエボラ出血熱の流行地ではその犠牲者かと思われる遺体が路上に横たわっており、患者の把握や医療施設への収容が 追いついていない現状が明らかになっていた。そのような中、エボラ出血熱の犠牲者の搬送や埋葬に追われているリベリアの首都モンロビアでは、野良犬がその 遺体を掘り返してはむさぼり食っているとのこと。また死因が不明と思われる者も含め、路上に横たわっている遺体についても同様。住民のこうした通報に野良 犬の殺処分を試みようとするも、逃げ足が速いことから保健当局もなす術がないという。
エボラ出血熱患者の体液や血液に触れ、またその肉を食しても犬では不顕性感染で済むことが分かっている。だがその犬はまた別の何かを舐め、噛む。こうしたことから、専門家らは犬を介したエボラ出血熱のさらなる蔓延を警戒しており、流行の終息が見えなくなる気配が出て来た。
またエボラ出血熱に関する認識や情報の不足、あるいは家族から患者が出たことを隠そうとする意識などが災いし、患者の全員が医療施設にて治療を受け ているとは言い難いのが現状だ。米メディア『CNN』による最新情報では、死者が1552人に達し、感染者数は報告された2~4倍に及ぶものと推定される ことが伝えられている。
※ 画像はnews.com.auのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

http://japan.techinsight.jp/2014/08/yokote20140822911490.html



不顕性感染 (ふけんせいかんせん、inapparent infection)

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