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エボラ出血熱、疑似症例及び感染者数は2万人に迫る、死者数は7588人
2014年12月25日 11時17分
世界保健機関(WHO)が24日に公表したデータによると、上半期に西アフリカで猛威を振るっていたエボラ出血熱の疑似症例と感染確定例は1万9497人、死者数は7588人となった。国連の関係責任者はクリスマスと新年を控え、エボラ出血熱の流行地域の人々が友人や家族と団らんする際には、きちんとした感染予防対策を取るべきだと強調している。
2014年2月にギニアを発端に、エボラ出血熱が相次いで隣国のシエラレオネ、リベリアを襲った。集計によると、これまでに感染者数が最も多いシエラレオネでは報告された疑似症例と確定例が7862人、死者数は2582人。死者数が最も多いリベリアは疑似症例と確定例7862人、死者数3384人。ギニアの疑似症例と確定例は2597人、死者数は1607人、セネガルとスペインはそれぞれ疑似症例と確定例1人となり死亡者はいなかった。
WHOの報告によると、リベリアはエボラ出血熱の新規感染と死者数がともに減少傾向にある一方、シエラレオネは新規感染がある程度緩和しているものの、人口の比較的集中している西部地域はエボラ出血熱の発生状況が最も懸念されている。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は2015年1月までにエボラ出血熱の感染者数が100万人に達すると予測した。ただ、封じ込め措置がすでに奏効しているため、エボラ出血熱の拡散がある程度抑制されている。
(翻訳 孫義)
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